• 第一営業本部 営業第1部 第1課
  • 2007年入社 営業職

シーレックスへ入社し、東北営業所に配属。
2019年、東北営業所から本社へと異動した。
現在は、化粧品メーカーを担当し、トップブランドの受注を目指す。

数ミクロンをいかに制するか。

入社から10年以上を過ごした東北営業所では、電機メーカーや部品メーカーを担当し、シーレックスの主力である、シール・ラベルに関する営業活動を行っていました。この仕事で難しいと感じるのは、やはりお客様のご要望に合わせたご提案をすること。シール・ラベルと一口に言っても、その用途はさまざまあります。印刷内容、サイズや形状、どういった使い方をするのか、お客様によって全く違ってくるんですね。これまでの経験の中で印象深かったのは、とある電機メーカーのお客様からご依頼された、SDカードに貼り付けるラベルです。SDカードは、へこみの部分にラベルが貼ってあるのですが、そのラベルが厚いとカードが引っかかって挿入できなくなってしまいます。そのため、数ミクロンで厚みを調整しなければなりません。シールの材料やインクの色数が少し変わるだけでも、厚みは変わってくるので、何度も試行錯誤を重ね、お客様と一緒にテストを繰り返しながら調整をしていきました。また、ドライヤーに貼るPOPシールも印象に残っています。ドライヤーは平面ではなく曲面のため、ラベルの剥れや浮き、剥がした際に糊残りしないこと、などの問題をクリアしながら、材料の選定を行いました。
この経験から学べたのは、課題を解決するためには、お客様とのコミュニケーションが何よりも大切だということ。メールや電話で要件が済んでしまうことが多い時代ですが、私は定期的に訪問し、顔を合わせて困りごとをおうかがいすることが大切だと思っています。直接お会いした方が、ご相談しやすいと思いますし、何よりも一緒に課題を解決していくという雰囲気を大切にすることができますから。そして、お客様との距離がより近くなり、本当にお客様のためになる提案ができると思いますね。

技術で課題に寄り添える強みを。

営業といえば、新規の飛び込み営業というイメージを持っている方も多いと思います。しかし、当社の営業活動の中心は企業や自治体などの既存得意先に対するルートセールスです。始めは上司や先輩に同行して仕事の流れを学び、材料や印刷加工技術などの知識を身に付けていきます。やがて上司・先輩の指導やフォローを受けながらお客様を引き継いで、独り立ちします。経験を積むと、新規開拓にチャレンジすることもあります。会社が成長していくため、そして自分が担当している得意先をいつか後輩に引き継ぐためにも、お客様を増やすことは重要ですからね。得意先からお付き合いのある会社を紹介していただいたり、テレフォンアポインターにコンタクトを取ってもらったり、展示会に来場していただいたのを機に新規訪問することが多いです。シーレックス独自の技術がセールスポイントとなり多くのお客様から耳を傾けていただくことができます。もちろん、受注するまでは一筋縄ではいきませんが、そこが面白いポイントでもありますね。
私も、食油を販売されているメーカーでの新規営業では、何度も足を運びました。油のボトルに貼るラベルの提案だったのですが、実績のあるサンプルをお持ちしたり、充実した検査を実施していることをしっかりとお伝えしたり、品質の高さをアピールすることで、受注につなげることができました。大切なのは、何でも相談いただける雰囲気をつくることだと思っています。簡単にNOとは言わず、分からないことは持ち帰って先輩や上司に相談し、必ず、何かしらの答えを用意する。そうすれば、私に相談をすれば、何か解決策を持って来てくれるのではないかという信頼感を醸成できますから。そうして、ラベルが形になり、店頭などで並んでいるのを目にした時は嬉しかったですね。また、信頼していただくことで、ラベルだけでなく、商品を入れる袋や箱、取扱説明書など、付属のご発注をいただけることも多いです。

店頭に並ぶ、トップブランドを。

本社に異動してからは、誰もが名前を聞いたことがあるような大手を含め、さまざまな化粧品メーカーのお客様を担当しています。ご提案をするのは、化粧品や日用品に貼るシール・ラベル。新商品を販売される際のご提案、また競合他社に手配されているシール・ラベルを当社に切り替えていただく際のご提案などがあります。お客様のお悩み事は、価格と品質、そしてラベルの機能であることが多いです。もう少し価格を安くできないか、時間が経つとラベルが剥がれてしまう、もう少し目立つラベルにしたい。そういった課題に、コスト面はもちろんですが、更に一歩踏み込んでシーレックスの開発力・技術力で応えていくんです。お客様先のご担当者、デザイナーさんの意向を当社の工場に正確に伝え、ものづくりを行う。そして、お客様のよりよい経営活動の一助となることこそ、私たちの存在意義だと考え、日々営業活動に勤しんでいます。やはり、入社してからずっと大切にしてきた、お客様とのコミュニケーションは、今現在も生き続けていますね。そして今後は、各化粧品メーカーのトップブランドのラベルを手がけていくことが目標です。当社には、ノウハウを豊富に持つベテランが多く、いい意味でフレンドリーな会社ですから、色々な知識を学びながら、成長していきたいと考えています。

08:30
出社、メールチェック、見積書作成など
10:00
お客様先で打ち合わせ1
12:00
昼食
13:00
お客様先で打ち合わせ2
15:00
お客様先で打ち合わせ3
17:00
帰社、メールチェック、見積書作成、受注手配など
19:00
退社
まだまだ、週末は
観光気分です。
休日は、家族で過ごすことが多いですね。東京に転勤になったばかりなので、土地に慣れるという意味を含めながら、色々な観光地を周っています。自宅近隣は、ほとんど周ったので、徐々に足を伸ばしていきたいですね。東京にはさまざまなものがありますから、家族と一緒に楽しく過ごしています。新しいものを見たり、経験したりすることは、仕事への活力にもなっています。