• 営業サポート部
  • 2013年入社 デザイナー

デザイナーとして、プレミアムSPツールのデザインに携わる。
特典として無償やおまけで貰えるノベルティグッズですが、
そこにある価値を最大限表現する方法を日々考えている。

「オリジナル」をつくり続ける。

当社には常にさまざまな案件が舞い込んできます。企業のイベント・キャンペーン商品、雑誌の付録、ペットボトルのおまけ、映画館の前売り特典など…。これまでにありとあらゆるものの企画・デザインに携わってきました。その数は、数えきれないほど。自分が携わったものがテレビで紹介されたり、街で誰かが使っているのを見かけたり、そういった喜びを味わえる仕事だと感じています。
提案の流れとしては、まずは営業がうかがってきたお客様のご要望を聞き、しっかりと理解することからはじまります。どんな材質で何をつくりたいのか、予算はどのくらいなのか、ターゲットは誰なのか、どういった目的でつくるのか。ある程度お客様先で決まっていることもありますが、いちから提案する場合は、営業と集まってブレインストーミングをしながら企画内容を固めていきます。1案件で大体5枚程度のデザインを制作しますが、多い時には1日に10枚以上デザインを起こしていくこともあります。そして、提案が通れば、本制作に向けてデザインを制作するというのが一連の流れです。その他、ノベルティに付随して、取扱説明書、箱などのデザインを手がけることもあります。似たようなものを提案することもありますが、毎回、オリジナルの製品となるため、幅広い知見が必要なることが特徴ですね。

アーティストのノベルティグッズ
だって手がける。

ノベルティのデザインで特に難しいのが、予算に合わせた提案をすることです。いいものが提案できても、お客様の予算に収まっていなければ、全く意味がないんですね。その点で、当社は中国でノベルティをつくることがほとんどですから、現地の工場との予算調整もデザイナーが直接行うなど、その仕事はデザインをするだけに留まりません。予算からあふれてしまうようだったら、4色を1色に変更したり、成形物の角を減らしたり、試行錯誤しながら、ご要望を達成できる最良のデザインを提案していきます。それでも、競合他社とのコンペティションという形で競い合いますので、提案が負けてしまうこともあります。落ち込みはしますが、タダで起き上がるわけにはいきません。最終的にはどんなものに決まったのか、どういう要因で他社のデザインが採用されたのか、その後をしっかりと営業に追いかけてもらい、次の提案に生かすようにしています。
もちろん、そういった悔しいことばかりじゃないですよ。自分が興味のある業界に携われることも多々あります。以前、好きなアーティストの物販商品やCDにつけるノベルティに携われたこともありました。どのデザインをするのも変わらず楽しいのですが、やはり自分が好きなものだと燃えますね。さまざまな事例をつくっていけば、そういった案件にも巡り会いやすくなりますし、モチベーションを保つ一つのポイントだと思っています。

求められるものは、価値になる。

中学から大学まで、一貫して美術の学校に通っていましたが、その時の授業は今でも役立っていると感じます。大学では、プロダクトデザインをはじめ、平面デザインなど、さまざまなことを学んできました。子ども向けのおもちゃや家具など、コンセプトとアイデアを仕様書にまとめ、制作したものをみんなの前で発表する。そうした流れは、今の仕事にも通じるものがあると思います。また、社内にはベテランデザイナーもいますし、設計士と呼ばれる方もいて、ノベルティに最適なデザインを日々学ぶことができる環境です。教えていただける環境があるのはありがたく、これからも積極的に色々な知識を吸収していきたいですね。私は、グラフィックソフトを使って立体物のイラストを描くことが苦手だったのですが、独学で勉強し、仕事で教えてもらいながら学んでいきました。苦手なことにも積極的に関われるので、成長も速くなると思います。
そしてゆくゆくは、プレミア価値が付くようなノベルティをつくりたいと思っています。基本的にノベルティは、ある商品に付属し、無償で貰えるもの。ですが、そこにプレミアが付けば、自分のデザインが世間に認められたということになります。こんなに嬉しいことはありません。ノベルティは、人の目を惹きつけ、欲しいと思ってもらうことで、その価値を発揮するものです。そういった価値観というものを考えながらデザインをする。これ以上楽しい仕事は、他にはないと思います。

08:30
出社、メールのチェックなど
10:00
デザインの修正対応
12:00
昼食
13:00
新規案件のブレインストーミング
14:00
新規案件のデザイン制作
16:00
市場調査で街へ
17:00
帰社、デザイン制作の続き
18:00
退社
大好きなものに
会いに行く。
インテリアやアメリカの雑貨が好きで、情報収集の意味合いも兼ねて、休日は色々なお店を周っています。原宿には、安くてかわいいお店がたくさんあるので、ついつい無駄遣いをしてしまうことも…。(笑)また、テレビやSNSなどは、しっかりとチェックするようにしています。最新のトレンドやアイテムをチェックし、仕事に活かせるように意識しています。